今、気になっていることは「
自分史を文学史に位置づける方法をご指導ください」ですがこんな
ニュースがあります。

■「ピラミッド」より強かった 1980年代に
アフガニスタンでアラブ義勇兵として対ソ連聖戦を戦い、後の国際テロ組織アルカーイダなどイスラム過激派の理論的基礎を作ったとされるエジプトのイスラム過激派「ジハード団」の元理論家、サイイド・イマーム・アブドルアジーズ(58)=通称ドクトル・ファドルが、獄中から発した“転向宣言”をめぐる波紋は、もう一つの過激派組織だった「イスラム集団」の集団転向とは異なった展開をみせている。
今年11月には「無罪宣告に対する暴露」という第2の論文を汎アラブ有力紙アッシャルクルアウサト(
ロンドン発行)などに12回にわたって連載し、対米テロを中心としたグローバル・ジハードを唱えるアルカーイダのナンバー2で、元ジハード団の同僚、アイマン・ザワヒリを執拗(しつよう)に批判した。
だが、最近、エジプトの
メディアなどで流れ始めた情報によると、服役中のジハード団のメンバーからは、サイイド・イマームの「路線見直し」は受け入れられないとの声が出ており、本人と直接、公開討論する場を設けるよう求める署名活動が刑務所内で始まっているというのだ。
◇ イスラム過激主義に関与したとして1993年に逮捕され、昨年夏にようやく釈放されたアブドル・ムネイム・ムニーブ(43)=独立系紙ドゥストゥール記者、
写真=は、獄中のジハード団は(1)従来の原則を守り、かたくなに「転向」を拒否する(2)「イスラム集団」と同様に「過去の過ち」を認め、政府転覆を唱えないと誓約する(3)武装闘争放棄など戦略の見直しを受け入れる用意はあるが、政府がジハード団の政治活動を許可することが条件(4)サイイド・イマームとその支持者のように理論面で路線転換しつつも、政府支持を打ち出すわけではない−という4つの流れに割れていると指摘する。
エジプトの独立系紙バディールによると、公開討論を求めるグループは「サイイド・イマームの転向は獄中のジハード団の意見を代表するものではなく、彼が体制側の傀儡(かいらい)となった結果である」などと非難しており、ピラミッド型の組織構造によって、指導部の考えを末端に徹底させることができたイスラム集団との違いが浮き彫りになっている。
◇ ジハード団の思想の核心は、イスラム法に基づかない政治を行うイスラム教徒の為政者は「背教者」であり、その打倒はキリスト教徒の十字軍など外部の侵略者に対する戦いと同じ「ウンマ(イスラム共同体)」を守る「防衛ジハード」となり、「全イスラム教徒の義務」という「ジハード論」だ。
80年代末にはアフガニスタンでジハード団を率い、「ジハードの準備のための基礎」という理論書も著したサイイド・イマームは昨年からの一連の路線見直しの中で、「誰が背教者か」を軽々しく断定すべきではないとし、かつて自らも唱えたジハード論に枠をはめた。
同時に、ジハード団がその後合流したアルカーイダについても、無謀な2001年の米中枢同時テロで米国にアフガニスタンやイラク攻撃の口実を与え、イスラム世界に大きな被害を与えたという現実的な観点からもザワヒリらを強く非難している。
元ジハード団メンバーで、1980年代に逮捕された経験をもつイスラム運動研究者、カマール・ハビーブ(51)は、サイイド・イマームの「転向」がアルカーイダに与える影響について、「彼はイスラム法の知識ではザワヒリをはるかに上回っていると受け止められている。
アルカーイダが誘い込もうと狙っている人たちには、一定の抑止効果があるだろう」とみる。
エジプトの治安当局は、80年代末にアルカーイダともかかわりのあったサイイド・イマームの「転向宣言」を積極的に外部に宣伝し、エジプトだけでなく世界的な脅威となっているアルカーイダのような
ネットワーク型イスラム過激主義の“イデオロギーの中枢”を直撃する狙いなのだろう。
しかし、獄中のジハード団からの反応は、組織力を誇ったイスラム集団の「集団転向」とは異なり、イデオロギーで結びつく先鋭集団の「転向」の難しさを示しているようにみえる。
=敬称略 (村上大介) ◇ ■「ザワヒリは大うそつき」 サイイド・イマームは、今年11月にアッシャルクルアウサト紙などに連載された2番目の路線見直し(転向)文書となる「無罪宣言の暴露」で、アイマン・ザワヒリを「世界的な大うそつき」と非難している。
サイイド・イマームはジハード団がエジプト国内で武装闘争を再開することに反対していたが、ザワヒリは当時、エジプトの治安攪乱(かくらん)を狙っていたスーダン情報機関から10万ドルの
資金を提供され、要人暗殺を指示。
サイイド・イマームが1994年にジハード団を離れる際、メンバーのために書き残した理論書を、ザワヒリが自分に都合のいいように改竄(かいざん)して出版したとも非難している。
さらに、アルカーイダが保護を受けていたアフガニスタンのタリバン政権の指導者、オマル師は対米攻撃に反対していたにもかかわらず、アルカーイダの指導者、ウサマ・ビンラーディンとザワヒリはオマル師の許可を取らずに対米テロを実行。
米軍の報復で「
アフガンに実現したイスラム国家の崩壊を招いた」とし、タリバン政権の崩壊の責任もアルカーイダにあるとした。
また、アルカーイダがジハードを誤って理解している結果、イスラエルによる被害を上回る数のイスラム教徒が殺され、家を失った、とも非難。
ビンラーディンがたびたび強調するパレスチナの大義は、自己正当化の口実に過ぎないとも主張している。
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